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世紀のブランドの称号を持つ「カルデバイ」

カルデバイはドイツのホーローバスタブ専門メーカー。高級ホテルでの採用数は全世界で圧倒的なシェアを誇ります。最近ではシンガポールのマリーナ・ベイ・サンズやペニンシュラ上海のVIPスイートに採用されました。
日本でも二期倶楽部・セントレジス大阪・ペニンシュラ東京・志摩観光ホテルベイスイート・マンダリンオリエンタル東京・ANAインターコンチネンタルホテル東京・軽井沢ホテルブレストンコートなどといったスターホテルやリゾートに採用されており、カルデバイが使われていない一流ホテルを探すほうが難しいほどです。
今回は、そんな世界のブランド・カルデバイ社についてご紹介いたします。

カルデバイ社（Franz Kaldewei GmbH & Co KG）は、フランツ・カルデバイ氏が1918年にドイツ・アーレンにて創業した100年近い歴史を持つホーローバスの専門企業です。
フライパン、金属製容器などの製作から始まり、1934年に最初の溶接によるフリースタンディングバスを製作。1958年には、ついに一枚の鋼板から1000トンプレスによる継ぎ目のないバスタブの開発に成功。鋳物中心だったホーローバスの歴史が変わります。
ここからさらに薄く高品質なホーローを作り出すための研究が開始されます。

1963年、カルデバイ社は2.2トンの象「Ayda」を使い自社製品の耐久性を証明するパフォーマンスを行いました。左の写真がそれにあたります。
わずか3.5mmという厚さにもかかわらず、カルデバイのホーローは歪むことはありませんでした。
カルデバイのこのパフォーマンスはビッグインパクトを与え、その品質と耐久性が証明されました。
栄光の歴史の先駆けとなった「Ayda」は、現在もドイツ本社にその写真が大切に飾られています。カルデバイ本社に行くと、必ずこの写真の前に連れて行かれるそうです。

世界中のホテルからのオーダーを受け、順調に規模を大きくし、2000年には全世界マーケットへ供給できる体制を確立しました。現在では600以上のモデルをラインナップし、それらをドイツの工場で大量生産できる設備を整えています。
2011年には、ダイナーズクラブ発行のマガジンで、最も革新的なリビングプロダクトデザインとして、金賞を受賞。
あくまでもメイド・イン・ジャーマニーにこだわる姿勢は、2012年にはDeutsche Standards Brand Awardにて「Brand of the Century（世紀のブランド）」と命名され、品質とデザイン、耐久性が証明され、EUROPE No.1 for Bathの地位を手に入れました。

カルデバイのバスタブの魅力は、焼き物ならではの艶やかな質感と、計算されたフォルムにあります。
浅めの形状でゆったり寝そべって入浴できるよう作られていますので、優雅に読書や、お気に入りのアロマオイルを使ってゆったり半身浴といった具合に、バスルームでの極上のリラクゼーションをお楽しみいただけます。
カルデバイ社の製品は、一部のハイエンドモデルは高額ではありますが、スタンダードラインの「サニフォルムプラス」などに関しては、大変リーズナブルな価格に設定されています。徹底的な生産ラインの合理化を行い、カルデバイならではの大量生産体制により、安定した品質と価格を実現しています。
浅く絶妙な傾斜の背中面は眠ってしまうほどのもたれ心地です。ぜひこれからのバスルームデザインにカルデバイのバスタブをご検討ください。